Last Updated on July 8, 2021 by admin
外国人が混乱しやすい日本語
良かったじゃない
日本語を学ぶ外国人はいろいろな苦労をしているようです。今回は外国人が混乱しやすい日本語について例をあげて説明します。
学校で、フランクさんは元気がありませんでした。パスポートの入ったかばんを、なくしてしまったからです。その夜、フランクから仲良しの順子さんに電話がかかってきました。「順子、かばんが見つかりました。電車の中に忘れたのを、親切な人が駅に届けてくれたのです」うれしそうなフランクさんに順子さんは言いました。「良かったじゃない」するとフランクさんは腹を立てたように言いました。「友達なのに、良かったじゃない」なんてひどいよ。
たしかに「∼じゃない」は「病気じゃない、親切じゃない」などのように「∼ではない」の話しことばとして、否定するとき使います。だからフランクさんは「良かった・・・ではない」つまり「良くない」の意味にとったのです。
でも順子さんが言った「良かったじゃない」は「良かったね」という意味で、「良かったではありませんか、ねえそうでしょう」と相手の同意を求める意味なのです。
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