日本語の「お待ちどおさま」と「お待たせしました」
日本語の「お待ちどおさま」と「お待たせしました」
日本語の「お待ちどおさま」と「お待たせしました」はよく耳にしますが、「お待たせしました」は 人を待たせたことを詫びる意味合いで用いられる挨拶表現。飲食店で料理を提供する際などによく用いられる。「お待ちどおさま」のほうはもっとカジュアルで使われます。母が子供に対して「お待ちどおさま」言います。
教授と待ち合わせていたジュフは、約束の時間に5分遅れてしまいました。教授の顔を見るなり彼は「お待ちどおさま」と言いました。
その時教授は「お待たせしました」と遅刻して教室に入ってきたカールのことを思い出しました。「お待ちどおさま」は何かができあがるのを期待して待っているようなとき、たとえばお母さんが子供に「お待ちどおさま、したくができたわ、さあでかけましょう」というときのように、目上の人が目下の人に使います。あるいはすしなどの出前のとき「はいどうぞ」に近い意味で「お待ちどおさま」を使うのです。
また「お待たせしました」は、待っていてくださいと頼んだことに対して、「待たせて悪かった」「待っていただいてありがとうございます」という気持ちを含んで使います。ですからジュフもカールも遅れたことを謝るには、「遅くなって申し訳ありません」と言うべきです。
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