日本人の初対面

日本人はまた、初めての人に「お子様は何人ですか?」とたずねることがよくあります。相手が女の人の場合、「そういう質問をすることは、失礼ではないか」と、よく西洋人などは思う人がいるようであります。これも別にその人の秘密を探ろうというわけで聞いているのではありません。

日本人は、昔から家というものを大切に考えました。子供が生まれないで家の血統が絶えてしまっては大変だと思っておりました。ですからこのようなことを聞くのでありまして、答える方も大体正直に言っております。「3人です」というふうに答える。そうすると相手は、「それはお賑やかで結構ですね」といったようなことをいって喜んでくれます。

一人しか子供がいない場合には、「まだ1人です」と答えます。そうしますと、「それはお寂しいですね」といってみたり、あるいは「もうお1人ぐらい(子供があった方がよろしいのに)」というようなことをいうと思います。これも、こちらの家というものを心配してくれている、そう考えて、日本人は子供のことを聞かれても、それを嫌がりません。